活動拠点は現在、愛知県岡崎市山中の、東部市民活動センターに置き、工作会をメインに毎月一度の活動を行っています。鉄道趣味は、戦前から欧米を中心に主に大人の楽しみとして存在しており、軍隊の輸送のために軍事機密としてあまり写真などを撮影できない事情(ソビエト連邦時代のシベリア鉄道や、中国の鉄道は20世紀中撮影が厳しく制限された。)もありましたが、科学教育目的との理由にて、次第に海外のホビー(=趣味)活動の源流のような様子が形成されてゆきました。終戦後暫くは、模型メーカーの主力は輸出用のブラスモデルであり、為替レートの関係から上質な高級モデルとして日本製の鉄道模型はアメリカなどで有名でしたが、「走らない」との厳しい評もあって、変動相場制になった頃でしょうか、次第に国内向けの生産中心に舵をきります。(走らない評の件は、水野良太郎氏の鉄道模型入門 に出ています。)石油化学製品の技術進歩に合わせプラスティックの量産方法が確立されてくるのに従って、鉄道模型もプラスティック製品が主になって、現在は先進国を中心に多くの鉄道ファンや鉄道模型ファンがいます。しかしながら、早くからHOゲージのプラスティック製品にて商品展開を進めた欧米のメーカーと比べ、日本メーカーは1990年頃までHOゲージはブラスモデルが主流であり、住宅事情も重なって当初よりプラ製品で発展してきた「Nゲージ」が、日本の鉄度模型の代名詞とも目されるほどに主流になっています。 ここでいう、鉄道模型とは鉄道玩具全般の事ではなく、国際規格にて定められた規格や様式に沿った形で作られている模型のことで、「HO」とか「N」とか「Z」というゲージのカテゴリィについても国際的な定めによる名称になっています。縮尺や線路幅の公差、使用する走行用電源の電圧や仕様など、取り決めに沿って模型作りを行う事によって、海外製品の線路上でも日本で作った模型車輛を走らせることができ、日本製の線路でも海外製品を走らせることができます。殊に、日本の鉄道模型の現主流の縮尺は、「機芸出版社」を興された「山崎喜陽 氏」の提唱に根拠があり、戦後日本の鉄道模型趣味人のオアシスとしての「鉄道模型趣味 誌」の存在は大変大きく、確固たるものがあります。「趣味」という文字をあえて誌名に入れて教材としての模型との違いを鮮明に「ホビー業界」の発展に寄与されてきました。鉄道模型を学習に活かすと云ったときにイメージとして鉄道知識に暗い軍部の強権のもとで模型を触る暗い記憶が、高齢の世代にはおありかもしれません。戦争を知らないこども達にとっては、教材の一部「工作教材」の扱いで、子供が立ち寄る文具店の一角にプラモデルや飛行機や鉄道模型材料が置かれていた昭和の後期、物の無い時代に遊び道具を自分で作る少年たちが気軽に参加できる分野が模型工作でしたから、現代における「値段の高い高級品」と比べた時にまだ教材としての模型の方が身近な存在という印象になります。鉄道100年の1972年前後を中心に、鉄道趣味の教育的要素は戦後の民主主義の下で、欧米に見習って日本の子供にも浸透し、機械機構可動部の多いオーディオ機器などの電化製品など、メイドインジャパンの品質の高さに貢献した部分もあろうかと思います。ご指導にあたるのは、鉄道模型歴ウン十年のベテランで、作る鉄道模型の愉しみと、同好の友と付き合う愉しみの「場」や「機会・きっかけ」を提供し、若いファンにも満喫して頂こうというのが、本会の趣旨です。大人の趣味として、鉄道模型を軸に、自発的に勉強や研究をする姿勢ができた人も居ます。
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活動拠点は現在、愛知県岡崎市山中の、東部市民活動センターに置き、工作会をメインに毎月一度の活動を行っています。鉄道趣味は、戦前から欧米を中心に主に大人の楽しみとして存在しており、軍隊の輸送のために軍事機密としてあまり写真などを撮影できない事情(ソビエト連邦時代のシベリア鉄道や、中国の鉄道は20世紀中撮影が厳しく制限された。)もありましたが、科学教育目的との理由にて、次第に海外のホビー(=趣味)活動の源流のような様子が形成されてゆきました。終戦後暫くは、模型メーカーの主力は輸出用のブラスモデルであり、為替レートの関係から上質な高級モデルとして日本製の鉄道模型はアメリカなどで有名でしたが、「走らない」との厳しい評もあって、変動相場制になった頃でしょうか、次第に国内向けの生産中心に舵をきります。(走らない評の件は、水野良太郎氏の鉄道模型入門 に出ています。)石油化学製品の技術進歩に合わせプラスティックの量産方法が確立されてくるのに従って、鉄道模型もプラスティック製品が主になって、現在は先進国を中心に多くの鉄道ファンや鉄道模型ファンがいます。しかしながら、早くからHOゲージのプラスティック製品にて商品展開を進めた欧米のメーカーと比べ、日本メーカーは1990年頃までHOゲージはブラスモデルが主流であり、住宅事情も重なって当初よりプラ製品で発展してきた「Nゲージ」が、日本の鉄度模型の代名詞とも目されるほどに主流になっています。 ここでいう、鉄道模型とは鉄道玩具全般の事ではなく、国際規格にて定められた規格や様式に沿った形で作られている模型のことで、「HO」とか「N」とか「Z」というゲージのカテゴリィについても国際的な定めによる名称になっています。縮尺や線路幅の公差、使用する走行用電源の電圧や仕様など、取り決めに沿って模型作りを行う事によって、海外製品の線路上でも日本で作った模型車輛を走らせることができ、日本製の線路でも海外製品を走らせることができます。殊に、日本の鉄道模型の現主流の縮尺は、「機芸出版社」を興された「山崎喜陽 氏」の提唱に根拠があり、戦後日本の鉄道模型趣味人のオアシスとしての「鉄道模型趣味 誌」の存在は大変大きく、確固たるものがあります。「趣味」という文字をあえて誌名に入れて教材としての模型との違いを鮮明に「ホビー業界」の発展に寄与されてきました。鉄道模型を学習に活かすと云ったときにイメージとして鉄道知識に暗い軍部の強権のもとで模型を触る暗い記憶が、高齢の世代にはおありかもしれません。戦争を知らないこども達にとっては、教材の一部「工作教材」の扱いで、子供が立ち寄る文具店の一角にプラモデルや飛行機や鉄道模型材料が置かれていた昭和の後期、物の無い時代に遊び道具を自分で作る少年たちが気軽に参加できる分野が模型工作でしたから、現代における「値段の高い高級品」と比べた時にまだ教材としての模型の方が身近な存在という印象になります。鉄道100年の1972年前後を中心に、鉄道趣味の教育的要素は戦後の民主主義の下で、欧米に見習って日本の子供にも浸透し、機械機構可動部の多いオーディオ機器などの電化製品など、メイドインジャパンの品質の高さに貢献した部分もあろうかと思います。ご指導にあたるのは、鉄道模型歴ウン十年のベテランで、作る鉄道模型の愉しみと、同好の友と付き合う愉しみの「場」や「機会・きっかけ」を提供し、若いファンにも満喫して頂こうというのが、本会の趣旨です。大人の趣味として、鉄道模型を軸に、自発的に勉強や研究をする姿勢ができた人も居ます。