屋根の固定方法と内装

名古屋模型鉄道クラブ諸先輩のHO作品では、内装を作り乗客人形まで載せることが普通に行われておりました。当方もデンマークの木造レールカーTRYANGEL を作る際に、簡単でもいいから内装を作ろうと考えて、屋根を外せる構造として、座席の間の穴よりドライバーを下方から差し込んでネジを回す方法を採用(写真は撮影のために一時的に梁を外しています。)、屋根の外観を損なわずにネジ止めができる形になっています。パンタグラフやビューゲルなどの集電装置がある場合には、それでネジの頭を隠すことができたりするので、脱着ネジの頭を外側に出す事も扱いやすさの点ではよくわかる話であります。路面電車の屋根の脱着方法で、外側にねじの頭が出る方法を採用したものの、ビューゲルをつけても横から見た時にネジの頭を完全に隠すことは難しく、アルモデル製品のビューゲルの取付穴の径を観ると、どうもネジ穴を切りやすい具合になっているようで、案外当方のレールカーと同じに床板側からネジ止めをする仕様で考えられているのかもと、組立てながら感じるのです。実行は、工作精度が出せるかにもよって、こちらがきっちり面倒を見る話ではやはり外側から留める方が、通常指導だろうと思います。